ホットヨガは生理中でも大丈夫？注意点3選を解説する！

このような声にお応えして参考となる記事をご用意しました。

こちらの記事ではホットヨガを整理中にやってもよいかについて解説しています。

記事を見ていただくだけで安心してホットヨガに挑戦できますよ。

生理中のホットヨガは休むのがおすすめ

基本的に生理中、特に症状の重い3日目頃までは無理をせずにホットヨガを休むことがおすすめですが、いくつかの注意すべき点に気をつければ問題なく行うことが可能です。

生理では個人差はありますが、

などの身体的症状と、

などの精神的症状が現れます。

そのため気分転換として何か身体を動かしたいと思う方も多いでしょう。

生理中にホットヨガを行うことは悪いことではありません。

適度な運動は身体の血行を良くして生理痛を緩和する効果が期待できます。

しかしホットヨガは室温30～38℃、湿度50～60％程度の高温多湿な環境下で行うため身体にある程度の負担がかかります。

生理中は体調に変化の現れやすい時期でもあるため、無理のない範囲でホットヨガを行うことが大切です。

ホットヨガは生理中でも大丈夫？注意点3選を解説

生理中のホットヨガの注意点を以下にまとめました。

①経血量の多い日は思い切って休む

一般的に生理2〜3日目は経血量が多くなり、生理痛がひどくなる方もいます。

経血が漏れないか不安なままホットヨガを行うと集中できず、リラックス効果も得ることができません。

また経血量が多いときには貧血気味になりやすく、めまいや立ちくらみなどの症状が現れ、無理に運動を行うと怪我や転倒のリスクがあります。

軽いストレッチやマッサージには生理痛を和らげる効果があるためおすすめですが、基本的にはゆっくり過ごすことが大切です。

自分の体調と相談し、生理の症状が軽くなってからホットヨガを再開しましょう。

②水分補給をしっかりする

生理中にホットヨガを行う場合、水分補給に注意が必要です。

ホットヨガは通常のヨガよりも大量に汗をかき、体内の水分が急速に失われるため、１回のレッスンにつき１L(リットル)程度の水分補給を推奨するスタジオがほとんどです。

特に生理中は出血により血液量が少なくなるため、普段よりも脱水症状を起こしやすくなっています。

脱水状態になると様々な体調不良があらわれますが、全身の血流が悪くなり生理痛が悪化する可能性もあります。

そのため生理中は特に水分補給を意識して行い、体内の水分バランスを適切に保つことが大切です。

ホットヨガでの水分補給におすすめなものは常温の水ですが、体調によっては塩分の補給も忘れずにしましょう。

③服装に気をつける

ヨガウェアは身体にぴったりとフィットするものが多くありますが、締め付け感のないものを選ぶことがおすすめです。

生理中に身体を締め付ける服を着用すると、血流が滞り生理痛や頭痛が悪化してしまう可能性があります。

また普段着用しているウェアでも、生理期間中はむくみによってきつく感じる場合があるため伸縮性のあるウェアを選ぶと良いでしょう。

さらに万が一経血が漏れた時のことを考えて、黒や紺色などの濃い色のパンツを選ぶと安心です。

スカート付きスパッツもお尻部分の布が一枚多くなるため、床まで汚してしまうことを防ぐのに役立ちます。

生理中のホットヨガが体に与える影響3つ

生理中のホットヨガが体に与える影響は以下のとおりです。

①血行不良が改善されて生理痛が和らぐ

生理中にホットヨガを行うと、血行が良くなりプロスタグランジンの分泌が抑えられます。

プロスタグランジンは子宮を収縮させて経血を排出する作用があるホルモンの一種。

身体が冷えるとこのプロスタグランジンの分泌量が多くなり、子宮が強く収縮し、生理痛が悪化します。

そのためホットヨガによって身体を温めることは、生理痛を和らげる効果が期待できます。

プロスタグランジンは他にも頭痛や吐き気、下痢などを引き起こすことがあり、ホットヨガによってこれらの症状も改善される可能性があります。

また生理痛の原因として骨盤の歪みが関与していることもあります。

こちらもヨガによって骨盤周辺の筋肉を整え矯正することで、骨盤の歪み由来の生理痛を解消できるでしょう。

② ホットヨガにはリラックス効果がある

女性の身体では生理前から生理中にかけて、プロゲステロンという黄体ホルモンが減少していきます。

プロゲステロンは女性ホルモンの一種で、減少すると「GABA（γ-アミノ酪酸）」と呼ばれる、緊張やストレスを和らげる作用のある神経伝達物質の働きが抑制されます。

そのため生理中にイライラしやすくなったり、情緒が不安定になったりといった症状が現れます。

ヨガの呼吸法はGABAの分泌を促すことが分かっており、生理中に無理のない範囲でホットヨガを行うことはリラックス効果があると言えます。

③生理中のホットヨガはむくみを解消できる

生理中はプロゲステロンのホルモン分泌が減少することにより自律神経が乱れ血行が悪くなります。

すると身体の先端までの血液やリンパの流れが滞り、むくみの原因となってしまいます。

生理中でもホットヨガを行うことで、

ため、むくみの解消につながります。

またホットヨガは大量の汗をかくので、デトックス効果があります。

このように生理中のホットヨガは身体の余分な水分や毒素を排出し、むくみや肌荒れなどの生理中によく見られる悩みを解消することができます。

生理中のホットヨガが体に与える影響3つ

①合蹠（がっせき）のポーズ

合蹠（がっせき）のポーズは足の裏を合わせてあぐらをかいた状態で前屈するポーズです。

股関節を開き、骨盤周辺の筋肉をゆるめることで血行が促進し、生理痛やPMS（月経前症候群）の緩和効果があります。

また内臓の働きを高める効果もあるため、生理中の消化器症状に悩む方にもおすすめです。

合蹠のポーズは初心者でも比較的簡単に挑戦可能で、リラックス効果も高いポーズであるため、ホットヨガだけでなく就寝前のストレッチとして日常的に取り入れるのも良いでしょう。

②鳩（はと）のポーズ

鳩のポーズは、肩やお腹・股関節周りの筋肉が使われる少し難易度の高いポーズです。

脚を前後に開いて股関節の柔軟性を高めるポーズで、合蹠（がっせき）のポーズと同様に骨盤周りの筋肉を刺激し、血流を改善します。

また上半身も鍛えられるため全身の冷えを取る・むくみの改善といった効果も期待できます。

鳩のポーズは全身の高い柔軟性が必要なポーズのため、事前によくストレッチを行ってください。

また身体が硬い初心者の方は無理をせず、「半分の鳩のポーズ」を試してみましょう。

③チャイルドポーズ

チャイルドポーズ（子供のポーズ）は正座の状態から上半身を前に倒しておでこを床につけるポーズです。

こちらもリラックス効果の高いポーズで背中や腰回りの筋肉をゆるめるため、特に腰痛を伴う生理痛の緩和に役立ちます。

またチャイルドポーズは目を閉じて行うため、視覚からの刺激を減少させ、生理中に感じやすいストレスや不安を軽減させる効果があります。

生理中にチャイルドポーズを行う場合、上半身を倒した時にお腹が苦しく感じることがありますが、その時は両ひざを開いて圧迫を軽減させましょう。

生理中のホットヨガに関するQ&A

生理中のホットヨガに関してよくある質問と解決法は以下のとおりです。

①生理中のホットヨガは臭いが気になる？

高温多湿の環境で行うホットヨガは、蒸れやすく生理の臭いが気になりますよね。

体外に排出された経血が酸化したり汗によって雑菌が繁殖したりすると、臭いが発生しやすくなります。

そのためナプキンをこまめに交換し、ウェットティッシュや使い捨てビデを使用してデリケートゾーンを清潔に保つことが、臭い対策としておすすめです。

また消臭効果のあるナプキンやサニタリーショーツを利用してみるのもよいでしょう。

②生理中のホットヨガ後にシャワーは使っても大丈夫？

生理中にシャワーを利用することに問題はありません。

しかしタンポンを使用しない場合には、シャワールームや脱衣所の床に経血がたれてしまう心配があります。

そんな時は家に帰ってからゆっくりシャワーを浴びる方が安心です。

着替えの際に汗ふきシートを利用すると、汗の臭いも軽減されるためおすすめです。

③生理中のホットヨガはナプキンでも良いですか？

生理中のホットヨガでナプキンを使用しても大丈夫です。

羽根つきのナプキンを選び、サニタリーショーツを利用することでナプキンのズレを防ぐことができます。

また最近では

なども販売されています。

これらを使用することで、生理中でも経血漏れを気にすることなく安心してホットヨガを楽しむことができます。

④ホットヨガLavaに生理中のおすすめレッスンはある？

生理中に行うホットヨガでおすすめなものとして、LAVA公式では次の２つのレッスンを挙げています。

リラックスヨガ

座りポーズ、寝ポーズを多く取り入れたリラックスできるコース。

ゆったりと腹式呼吸をしながらポーズをとり、ストレスによってこり固まりやすい胸・肩を丁寧にほぐしていきます。

リンパリフレッシュヨガ

足元から順にマッサージとヨガのポーズを交互に行い、めぐりの良いカラダを目指すコース。

リンパの流れを促しながら筋肉のポンプ作用を高めることで、いつでも軽やかな快適体質へと導きます。

引用：ホットヨガスタジオLAVA公式

上記２つのコースは運動量が少ないため、生理中にも無理なく行うことができます。

特に生理中にむくみやすい方は、リンパマッサージによって体内の余分な水分の排出を促すことができるため「リンパリフレッシュヨガ」レッスンの受講がおすすめです。

⑤ホットヨガで生理は遅れる？

ホットヨガ自体に生理を遅らせる効果はありません。

生理が遅れる原因としてはストレスやホルモンバランスの乱れ、急激な減量、継続的な激しいスポーツが挙げられます。

ホットヨガは高温多湿の環境下で行うため、無理をすると身体的ストレスがかかってしまい、生理の遅れの一因となる可能性があります。

しかし適度なホットヨガは冷え性の改善やリラックス効果などのメリットが得られ、生理不順の解消に役立つでしょう。

⑥生理中はホットヨガを休むべきですか？

生理中でもホットヨガを行うことは可能です。

自分の体調を考慮し、症状の軽い日に無理のない範囲で参加しましょう。

適度な運動はストレスの解消や、血行改善による生理痛緩和の効果があるためおすすめです。

ただし生理中にホットヨガを行う場合には普段以上に水分補給を心がけ、脱水状態にならないようにしましょう。

またホットヨガ中に体調不良になった場合には、すぐに中止してゆっくり休んでください。

⑦ホットヨガで生理の量は増える？

ホットヨガによって身体が温まると、血流が良くなり子宮内膜がはがれやすくなります。

そのため一時的に経血の量が増えたように感じるかもしれません。

慢性的に経血の量が多い場合には、月経過多の可能性があります。

ホルモンバランスの乱れや婦人科疾患が原因となっている場合もあるため、経血の量が増えた状態が続く時には、婦人科の受診がおすすめです。

生理中でもホットヨガは基本的に大丈夫です

以上、生理中のホットヨガの注意点について解説しました。

再度確認です。

生理中でもホットヨガは基本的に大丈夫ですが、無理の無いように取り組みましょう。